去川の関所の御定番役に命じられた二見家は、代々この地に住み続け、行き来するものを大変厳しく
　取り調べたと伝えられている。二見家住宅は、南九州の民家に見られる「二棟造り」の特徴を取り入れた
　建物です。
　来客を迎える「座敷棟」安政２年（１８５５）と二見家の私的空間である「居室棟」明治２８年（１８９５）から
　なっている、ちかくに二見家墓石群、樹齢約８００年を数える去川の大イチョウが１１月には黄金色の
  巨木となります。

【 穆佐城跡 】

　日向三高城に数えられる穆佐城は、建武２年(１３３５年南北朝時代)に文献に現れる宮崎県内で最も
  古い時期から存在する山城の一つです、城と言うと天守のイメージが強いですが、穆佐城を始め、中世
  の山城には天守はなく、山を切り盛りして曲輪（くるわ）堀切、土塁（どるい）などの防御性を得ていました。
　穆佐城は、現代まで遺構が良好な状態で残され、今でも体感することのできる貴重な遺跡である。
　城内には第８代島津家当主島津久豊の墓が残されています。又、曲輪の一角にビタミンの父と呼ばれる
　高木兼寛翁の生誕地穆園広場も見られます。

【　龍福寺仁王像 】

　高岡郷士の菩提寺が龍福寺で、この門前に仁王像が建っている。龍福寺は鹿児島福昌寺の末寺、今は
　寺はなく、口を開いた像を金剛（阿像）口を閉じた像を力士（転像）といい、寺の守護神であった。
　豪商横山勘兵衛の寄進と言われる。