2021年
1月号

令和3年1月1日  
     


    九州地区             

 

  健保組合より大切なお知らせが掲載されています。

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  健康管理ニュース
  1月(79号)

    新型コロナウィルス第3波

  3波とされる新型コロナウイルスの流行に伴い、首都圏では緊急事態宣言があらためて発令されました。関西や東海エリア
  などにおいても発令が検討されており、終息の兆しは全く見えない状況です。

  そこで、今回は厚労省のホームページに掲載されている「新型コロナウイルス感染症 の“いま”についての 10 の知識」
 (
20201225日掲載)の抜粋をご紹介させていただきます。Q&Aの形でまとめられていますので、参考にしてください。
新型コロナウイルス感染症の患者数・病原性について
 Q:日本では、これまでにどのくらいの人が新型コロナウイルス感染症と診断されていますか。
 A:日本では、これまでに約 209,980人が新型コロナウイルス感染症と診断されており、これは全人口の約0.2%に相当します。
   感染していても症状が現れず医療機関を受診していない人などもいるため、必ずしも感染した人すべてを表す数字ではあり
   ません。 (人数は
202012250時時点)
  Q:新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人や死亡者はどれくらいですか。
  A:新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人や死亡する人の割合は年齢によって異なり、高齢者は高く、
     若者は低い傾向にあります。重症化する割合や死亡の割合は以前と比べて低下しており、6月以降に診断された人の中では
  ・重症化する人の割合は、約
1.6%(50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%)
   ・死亡する人の割合は、約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7 %)となっています。
    ※「重症化する人の割合」は、新型コロナウイルス感染症と診断された例(無症状を含む)のうち集中治療室での治療や人工
   呼吸器等による治療を行った症例または死亡した症例の割合。

  Q:新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化しやすいのはどんな人ですか。
  A:重症化しやすいのは、高齢者と基礎疾患のある方です。重症化のリスクとなる基礎疾患には、慢性閉塞肺疾患(COPD)、
     慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満があります。また、妊婦や喫煙歴なども、重症化しやすいかは明らかでは
     ないものの、注意が必要とされています。

  Q:海外と比べて、日本で新型コロナウイルス感染症と診断されている人の数は多いですか。
  A:日本の人口当たり感染者数、死者数は全世界平均や主要国と比べて低い水準で推移しています。
新型コロナウイルス感染症の感染性について
  Q:新型コロナウイルスに感染した人が、他の人に感染させる可能性がある期間はいつまでですか。
  A:感染させる可能性がある期間は、発症の2日前から発症後、7~10日間程度とされています。また、この期間のうち発症の
     直前・直後で特にウイルス排出量が高くなると考えられています。

       このため、新型コロナウイルス感染症と診断された人は症状がなくとも、不要・不急の外出を控えるなど感染防止に努める
     必要があります。

  Q:新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、どれくらいの人が他に感染させていますか。
  A:他の人に感染させているのは2割以下で、多くの人に感染させていないと考えられています。このため、感染防護なしに3密
    (密閉・密集・密接)環境で多くの人と接するなどによって1人の感染者が何人もの人に感染させてしまうことがなければ、
     流行を抑えることができます。体調が悪いときは、不要・不急の外出を控えることや人と接する際にはマスク着用など、
     多くの人に感染させることがないよう行動することが大切です。

   Q:新型コロナウイルス感染症を拡げないためには、どのような場面に注意する必要がありますか。
   A:新型コロナウイルス感染症は、主に飛沫や接触によって感染するため、3密の環境でリスクが高まります。このほか、飲酒
     を伴う懇親会等、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、居場所の切り替わりといった
     場面でも感染が起きやすく、注意が必要です。

新型コロナウイルス感染症に対する検査・治療について
   Q:新型コロナウイルス感染症を診断するための検査にはどのようなものがありますか。
   A:新型コロナウイルス感染症の検査には、PCR検査、抗原定量性等があり、いずれも被検者の体内にウイルスが存在し、
     感染しているかを調べる検査です。
新たな検査手法の開発により、種類や症状に応じて、鼻咽頭ぬぐい液だけでなく、
     唾液や鼻腔ぬぐい液を使うことも可能になっています。

        なお 、抗体検査は、過去に新型コロナウイルス感染症にかかったことがあるかを調べものであるため、検査を受ける時点
     で感染しているかを調べるために使うことはきません。

   Q:新型コロナウイルス 感染症はどのようにして治療するのですか。
   A:軽症の場合は経過観察のみで自然に軽快することが多く、必要な場合に解熱薬など対処療法を行います。呼吸不全を伴う
     場合には、酸素投与やステロイド薬
(炎症抑える)・抗ウイルス薬(※1)の投与を行い、改善しない場合には人工呼吸器
     等よる集中治療を行うことがあります。(※
2
        こうした治療法の確立もあり、新型コロナウイルス感染症で入院した方が死亡する割合は低くなっています。発熱や咳など
     の症状が出たら、まずは身近な医療機関に相談してください。

   ※1 新型コロナウイルス感染症の治療として承認を受けている抗ウイルス薬として、国内ではレムデシビルがあります。
     (
1225日時点)
   ※2 集中治療を必要とする方または死亡する方の割合は、約1.6 %(50 歳代以下で0.3 %、 60代以上で8.5%)です。
                                                                                以  上
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