私は現在沼八幡神社の地域総代を務めています。沼八幡神社は７５０年の歴史
　ですが隣りの町内には1200年の歴史を刻む葛原八幡神社があり、足立山の麓
　に位置しています。

　和気清麻呂をまつる神社の中でも正一位の号を許された全国でも数少ない神社
　です。奈良時代の769年ある役人が称徳天皇に『弓削道鏡を天皇にさせなければ
　天下は治まらない』という神のお告げがあったと報告。このお告げが本当かどうか
　を確かめるため、和気清麻呂が宇佐神宮(大分県）ヘ派遣されることになった。
　
　宇佐から都に戻った清麻呂は(道鏡を天皇の位につけてはならないとお告げが
   あったと報告。それに怒った道鏡は清麻呂の足の節を切り、大隈(鹿児島県）
   へと流した。その途中、宇佐の海辺の村にたどり着いた清麻呂のもとに200頭
   ばかりの白い猪が突然現れ、清麻呂を乗せて宇佐神宮まで連れて行った。

　そこで清麻呂は(企救郡）小倉南区の山の下の温泉に入りなさいという神の
   お告げを聞き、その通りに温泉に入ると数日にして足の傷が癒え数日にして
 足が立った
　という、以来、この山を『足立山』と呼ぶようになったとも伝えられている。
　このような伝説から、健脚祈願やリハビリ成就のご利益があるとされる葛原八幡
　神社は木々に囲まれた約２００メートルにもおよぶ長い参道はリハビリ参道と
　呼ばれ、地域の人の散歩道として親しまれています。