2023年度
(令和5年)
 

9月号
      健康管理     ニュース

 
活動報告  
 
 九州地区
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2023(令和5)年
健康管理ニュース

 9月(111号)

快適な睡眠で生き生き健康生活!

 
  暑くて寝苦しい夜が続いていますが、充分な睡眠は取れていますか?
 睡眠は、生活習慣の一部であるとともに、神経系、免疫系、内分泌系等の機能と深く関わり、健康の保持
 及び増進にとって欠かせないものです。睡眠不足や睡眠障害等の睡眠の問題は、疲労感をもたらし、情緒
 を不安定にし、適切な判断力を鈍らせるなど、生活の質に大きく影響します。
 今回は、「睡眠」を取り上げたいと思います。

 
 
快適な睡眠の効果について

睡眠には、疲労を回復し、ストレスを解消する働きがあります。また、睡眠不足や睡眠障害等の睡眠
の問題が事故につながることもあることから、快適な睡眠を確保することは、活き活きとした健康な
生活や事故の防止につながるものと考えられます。近年、特に無呼吸を伴う睡眠の問題は、高血圧等
により心臓病や脳卒中につながるとともに、血液中の糖の濃度を適切に維持する能力が低くなる
(耐糖能の低下)ことが報告されています。睡眠の問題を早期に発見し、適切に対処するとともに、
これらを予防することができれば、多くの生活習慣病の予防につながることが期待されます。
特に定期的な運動習慣は熟睡を促進します。ただし、眠ろうとして急に強い運動をするとかえって
寝付けなくなることもあるため、日常生活の中で体を動かすように心掛けたり、定期的な運動習慣を
もつことが重要です。高齢者の方々には、夕方の軽い散歩なども効果的です。

・快適な睡眠で、疲労回復・ストレス解消・事故防止

・睡眠に問題があると、高血圧、心臓病、脳卒中など生活習慣病のリスクが上昇

・快適な睡眠をもたらす生活習慣

  ⇒定期的な運動習慣は熟睡をもたらす

  ⇒朝食は心と体のめざめに重要、夜食はごく軽く

睡眠は人それぞれ、日中元気はつらつが快適な睡眠のバロメーター

 快適な睡眠を確保するための、睡眠時間、睡眠パターン等は人それぞれで個人差があります。
 特に年齢の影響は大きく、10歳代では、8から10時間、成人以降50歳代までは、6.5から
 7.5時間、60歳代以上で平均6時間弱と、高齢になるほど、概して必要な睡眠時間が短くなる
 ことが報告されています。無理に長時間眠ろうとすることで、かえって睡眠の質を低下させる可能
 性もありますので注意が必要です。また、寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減るため、快適に睡眠
 を確保できているかを評価する方法の一つとして、日中しっかり目覚めて過ごせているかを目安に
 することが重要です。

・自分にあった睡眠時間があり、8時間にこだわらない

・寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る

・年齢を重ねると睡眠時間は短くなるのが普通

 充分な睡眠を取って、活き活きとした健康的な生活を過ごしましょう!

                                                                                  以 上

 
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